CFD業者を比較をするときのチェック事項
さぁ、いよいよCFD取引を始めてみよう!と思い立ったら、まずCFD口座を開設する必要があります。
しかしその前にCFD業者をピックアップしてスペックを比較する作業があります。初めてCFDをはじめる場合、一体どこに着目して業者の良し悪しを見ていいのか悩むところではないでしょうか?
そこで、このページではCFD初心者のために、CFD業者を比較する際のポイントをまとめてみました。
信託保全を導入しているCFD業者か?
FXをされている方なら耳にしたことのある、“信託保全”という言葉。
これは、お客から預かった資産を会社の資産とは区分して、別な会社に信託していることを指します。FX業界は、今では全ての取扱業者が信託保全を導入することを義務付けられています。FXが流行り始めた頃、取扱業者が多発し、競争力に負けた業者や、顧客から受けた注文をキチンとカバーしていない状況で相場が急変し、巨額の損失を被った会社などは破綻。このとき、最近の大手英会話教室などでも見られたように、投資家が預けた大切な資産がFX業者からほとんど返金されないケースが多々起こりました。
これを問題視した金融庁は、FX取扱業者に対して顧客から預かった資産を会社の資産と区分して管理するよう義務付けたのです。
しかし、他の金融商品と比べてまだ新しいCFDは、法的な義務は無く、任意に対応しているCFD取扱業者はほんのわずか。
万が一に備え、信託保全を導入している会社を選ぶのは、投資家としての最低限の常識と言えるかも知れません。ちなみに、FXでは信託保全していない会社が破綻したケースでは、預けたお金が戻ってきたケースはありません。
現在、CFD取扱業者の中で信託保全を導入している会社を列記しますので、ぜひ参考にして下さい。メイン口座は絶対にここから選ぶべきです。
○IG証券
○DMM.com証券
○岩井コスモ証券
CFD業者の取扱い銘柄をチェック!
CFDは業者によって取扱う銘柄に大きな差があります。
まず、CFDには株式CFD、株価指数CFD、株価指数先物CFD、商品先物CFD、債権CFD、為替CFD(FX)がありますが、これらの中で商品先物CFDをはじめようと思ったら、取扱い業者が限られてきます。また、CFDの場合、全体の取引可能銘柄は数千という業者が一般的で、特に株式CFDは、業者間で銘柄数に大きな差があり、例えばIG証券で7000銘柄以上となっています。多いほうが一概にいいとは言い切れませんが、投資をしてみたい銘柄があらかじめ決まっているなら公式サイトで事前にチェックしておくとよいでしょう。
会社名 | 取扱銘柄 | 詳細 | |||
株式 | 株価指数 | 商品先物 | 債券・金利 | ||
DMM.com証券 | − | 4 | 3 | − | |
IG証券 | 7000以上 | 30 | 11 | 18 | |
GMOクリック証券 | − | 9 | 6 | − |
取引コスト
各銘柄の売買に絡む取引コストは、個人投資家なら誰もが気にするところ。
CFD取扱会社は一般に、株価指数CFDや商品先物CFD、債券CFDなどでは取引手数料を無料としていますが、株式CFDに関しては有料としているのが通常のようです。
会社名 | 取扱銘柄 | 詳細 | ||
株式 | 株価指数 | 商品先物 | ||
DMM.com証券 | − | 無料 | 無料 | |
IG証券 | 0.105%〜 | 無料 | 無料 | |
GMOクリック証券 | − | 無料 | 無料 |
※パーセントで提示している値は、約定代金に対するパーセンテージを示します。
サポート体制やセミナーの有無
金融商品の中でも日本では比較的新しいCFD。
故に実際に取引を開始したはいいが、不明な点が出てくることもあります。CFDでは数千もの銘柄があるのが一般的なため、取引したい銘柄が探しだせないということもありますし、取引システムの使い方で相談したいときもあります。そんなとき、サポート体制がしっかりしている業者なら、初心者でも安心して取引することが出来ます。
24時間体制で電話・メールサポートを実施している企業は以下の通り
○IG証券
○GMOクリック証券
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