CFDはオーバーナイト金利がもらえる

メリット5:オーバーナイト金利とは?

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CFDとオーバーナイト金利

 FXをやっている方ならおなじみのスワップ金利。例えば外貨預金をした場合、日本円を売って外貨を購入するわけですから、高金利通貨を買った場合、利息が付きます。FXの場合も通貨の売買であるため、高金利通貨を保有した場合には毎日金利差がスワップ金利として、口座に反映されます。日本の政策金利は2009-2010年7月現在0.1%と超低金利ですが、海外には10%を超える政策金利を導入している国もあります。このため、FX投資家の中にはスワップ金利を期待して外貨を買っている方も少なくありません。
 同様の仕組みがCFDにもあり、オーバーナイト金利と呼ばれます。

 オーバーナイト金利はCFDで取引できる対象銘柄全てに関わっているわけではなく、株式CFD株価指数CFD、業種別CFDを取引した場合で、日にちをまたいでポジションを保有した場合に発生します。

 ただし、FXとCFDには決定的な違いがあり、CFDの場合、高金利の国の株式や株価指数を売った場合(ショートポジション)にオーバーナイト金利がもらえ、買いの場合(ロングポジション)は支払う必要性が生じる点です。しかも、ショートであっても低金利の国の場合は、売りポジションであっても支払いとなる場合もあります。(取扱い業者によってはこのケースでも支払いの必要はありません)

なぜオーバーナイト金利を支払うの?

 FXでたとえば豪ドル/円を買う場合、日本円を借りて豪ドルを買うので、借り入れた日本円の利息を払う一方、豪ドルの利息をもらえることになります。オーストラリアは日本よりも高金利なので、豪ドル/円を買うというのは結果として利息をもらえるのです。
 対するCFDでオーストラリアの個別株を買う場合、日本円で海外株を買うことは出来ませんので、『豪ドルを借りて株式を購入する』という図式になります。このため、買いポジションであるにも関わらず金利の支払い義務が生じるのです。

 以上から、CFDは買いポジションよりも売りポジションのほうが投資家にとっては有利であり、今まで現物株取引しかやったことの無い投資家や、投資信託や外貨預金などしか経験の無い投資家は、相場の中で買い場だけじゃなく売り場を検討する目を養う必要があり、注意しなくてはなりません。

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