CFDvs 商品先物(コモディティ)違いは何?

商品先物(コモディティ)との違いは?

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CFDと商品先物の違いについて

 別名コモディティとも呼ばれる商品先物とは金、銀、原油、小麦粉などのいわゆる一次製品のことです。商品先物取引をされている方は少ないでしょうが、2008年に原油や穀物価格の高騰で、関心をもたれた方が多いのではないでしょうか?商品先物CFDは、これら一次製品の値動きを対象としています。

 商品先物は東京、ニューヨーク、シカゴ、ロンドンなど、世界の主要産業取引所で取引されていますが、CFDの銘柄は東京の商品先物市場ではなく、海外の市場で取引されている価格に連動しています。よく、原油価格が1バレル70円などとニュースで聞きますが、この価格はWTI原油先物の価格で、ニューヨーク商品取引所で取引されている価格。FXをされている方にとっても資源国通貨の為替相場を予想する上で非常に重要な指標です。金や穀物に関してもCFDでは、海外市場の価格と連動するようになっています。
 商品先物は証拠金取引であることからCFD同様、レバレッジをかけて取引することが可能です。
 では、商品先物とCFDの違いは一体なんでしょうか?

取引時間の違い

 商品先物取引は9:00〜17:30が取引時間となっています。
 しかし、世界の商品市場を見ると主要な商品はほぼ24時間取引されており、日本の市場が終わった後、海外市場で大きく相場が動いて翌日の開始時には大きな窓を開けてスタートすることがあります。
 対する商品先物CFDは24時間取引可能であり、夜間に思わぬニュースが飛び込んでも対処することができます。もちろん、損切りの設定も出来ますので、朝起きたら想定以上の大きな損失を被っていたなんて自体も避けられます。取引時間では圧倒的にCFDのほうが有利であると言えます。

取引単位とレバレッジの違い

 取引単位は商品によって異なりますが、商品先物と比較して商品先物CFDはより小さい単位で売買可能です。たとえば、金を例に挙げると商品先物取引では1kgが最低単位。
 東京工業品取引所での金の価格が1g=2,700円とすると、最低でも2,700,000円からの取引となり、フジフューチャーズで金を買おうとしたら105,000円の証拠金が必要です。(2009-2010年7月15日時点)レバレッジに換算すると25倍。
 対する商品先物CFDでは、CMC Markets Japanを例にとると、金は1オンス(1オンス=28.3495g)から取引可能。1ドル=95円と仮定すると、約80,000円程度からの取引となり、商品先物取引の2,700,000円と比べると大きな違いがあります。ちなみにレバレッジは33倍で、商品先物取引よりも大きいです。
 他の銘柄を見ても、CMC Markets Japanなら商品先物CFDのレバレッジはほぼ33倍ですが、一部には100倍のレバレッジが可能な銘柄もあり、資金効率という点でも商品先物CFDの方がより有利なのです。

手数料

 商品先物取引の手数料は、ドットコモディティで片道450円、フジフューチャーズで往復787円などとなっています。対するCFDは、GMOクリック証券を例にとると手数料無料。しかも、商品先物CFDはオーバーナイト金利がかからないので、買いでも売りでも気にせずに売買できます。

取扱い銘柄数

 商品先物取引で取引可能な銘柄数は、フジフューチャーズで17種類、ドットコモディティで19種類などとなっています。
 対するCFDですが、IG証券で約40銘柄となっており、取扱銘柄が多い特徴があります。ただし、CFDを取扱う業者の中でも需要が少ないこともあって、商品CFDを取扱っていないところが多いのが現状です。
 そのほか、GMOクリック証券などは商品CFDは5銘柄しか取り扱っていません(そのほか株価指数9銘柄を取扱い)が、CFDの売買代金は国内1位を記録しており、顧客に対する対応や取引システムの使いやすさ、手数料の安さなどで顧客満足度が高い特徴をもっています。
 もし、原油や金の売買をしたいなら、GMOクリック証券でCFD口座を開設することをおすすめします。

商品先物CFDの方にメリットがあるが・・

 いろいろ比較してみましたが、結果として、より小額から取引できることや、深夜でも取引可能であること、手数料が無料であることなどから、商品先物を売買するならCFDの方がメリットがあると言えます。ただ、商品先物価格はボラティリティが大きく、大きなレバレッジは強制ロスカットを招く恐れが高いため、リスク管理は徹底することが大切です。

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